地名のゆらい
高岡にまだ町もないずっとむかし、大伴家持(おおとものやかもち)と言う人が京の都から越中(えっちゅう)の国に来たときは、伏木には国府という、今で言えば県庁があり、越中国の中心地でした。
伏木にはそのころの古い地名がたくさん残っています。
古国府(ふるこ)、古府(こふ)、大伴や、東舘、串ヶ舘、岸ヶ舘、片原立(舘)、大立(舘)、五平立(舘)、前舘、後舘・・・などなど。「舘」という漢字は大きな建物という意味です。きっとその町々に大きなおやしきがあったのでしょう。

いいつたえ
大伴家持(おおとものやかもち)
家持は越中国の国守(今でいう市長さん)として、伏木にやって来ました。家持は歌を詠むのがたいへん上手な方でした。
家持が越中に来て初めて詠んだ歌は伏木渋谷の歌だそうです。
馬並(な)めて いざ打ち行かな
           渋谷の きよきいそみに 寄する波見に

また、今でも二上山や勝興寺の奥庭で見られますが、かたかご(かたくり)の花は春になると、あちこちにたくさん咲いていたようで、そのかわいらしい花の様子を詠んだ歌はもっとも有名な歌です。

もののふの 八十(やそ)乙女らが くみまごう
                  寺井の上の かたかごの花

(たくさんの美しい乙女たちが水をくんでいた
    そのお寺の井戸の上に、かたかごの花がさいていたよ。)

万葉集という歌を集めた本には、家持が越中で詠んだ歌がたくさん残されています。


 ●勝興寺の七不思議
    TXT  音声

 ●刀自女と和麿
    TXT  音声

こんなところがあるよ
勝興寺
如意の渡し
気多神社
大伴神社
気多神社の中には大伴家持にちなんだ神社があります。
国分寺跡
越中国守館跡
伏木曳山祭(ひきやままつり) けんか山


けんか山と呼ばれる港町伏木の勇壮(ゆうそう)な祭りです。
昼は花山車(はなやま)、夜は提灯(ちょうちん)をつけた提灯山車(ちょうちんやま)に姿をかえて激しくぶつかり合います。

クイズ
けんか山には何個の提灯がついているかな?

答 え